BANQUETRICH LOG
2023.12.12
2023.12.12
今回で101回目の新たなスタートを迎えたリッチ賞味会。日本全国の美味しい食材と庄内のコラボレーションを今後の開催テーマに掲げ、第一弾はお隣の宮城県。佐藤総料理長とホールマネージャー飯野が宮城の美味しい食材と人に出会う旅へ。
亘理郡山元町「ソレイユの杜 STRAWBERRY FARM」
仙台など他の地域に比べて温暖な気候の山元町はイチゴ栽培が盛んな地域。生産者の伊藤健司さんは脱サラして2020年からイチゴ栽培を開始。最先端ITCでハウス内の温度や日照時間を管理し、イチゴにとって最も適した環境を自動で作り出しています。収穫時点で糖度が決まるため、9割育った時点でしか収穫しないというこだわり。(流通の時間がかかるため5〜7割で収穫するのが一般的)
直販や知り合いの紹介でしか販売していないという貴重なイチゴ。今回のデザートでお出しすることにしました。
太白区西多賀「maco vege」
西多賀で代々お米や野菜をつくっている農家の庄司真さん美香さんご夫婦。「毎日の料理が楽しくなる毎日食べれる野菜」をコンセプトにカラフルで苦味が少ない野菜を選び、有機100%の肥料で種から育てています。インスタグラムで素敵な投稿を見ていたので、実際にお会いして収穫にも立ち会えて感動。紫水菜、キャンディレッドキャベツ、桃寿カブ、紫白菜、からし菜、赤軸ほうれん草、ビーツ、人参、紅くるり大根をオードヴルに使用することに。
松島町「サンフレッシュ松島」
1ヘクタールに2万3千本のトマトが生育し、1日平均1.5トンを収穫している、サンフレッシュ松島さん。太陽光を最大限ハウス内に確保する全面ガラス温室で、トマトが活発に生育できる二酸化炭素濃度になるようにコンピューターで自動調整しています。土壌の変わりにココナツの殻を砕いたヤシガラ栽培を行い、種まきから巻きつけ、わき芽切り、収穫、選果、選別とスタッフによる細かな手作業で行っています。栽培している桃太郎は酸味と甘味のバランスが絶妙!オードヴルとヴィアンドの付け合せに使用します。
塩釜のフレンチ「レストラン・シェヌー」
今回の旅の終着地は塩竈市で40年以上に渡ってレストランをされている赤間シェフを訪ねて。赤間善太シェフはオーナーシェフ赤間善久氏を父にもち、パリでの修行を経て地元塩釜に戻ってきました。酒田と同じ港町という共通点と、シェヌーの看板メニュー「三陸の幸サラダ”千賀の浦”」をいただいた佐藤料理長。何やら今回の賞味会のメニューが浮かんだようです。
宮城への旅を終えて作り上げた賞味会のメニューがこちら。
いよいよ賞味会本番です。
MENU
Amuse
海のエクレア(宮城)と畑のタルト(庄内)
Hors d’oeuvre
シェヌーのスペシャリテ 海の幸のサラダ 千賀の浦へのオマージュ
Entree
赤い野菜とアンコウでつくる”ボルシチ”
Soupe
海の幸のロワイヤルスープ
Poisson
三陸産平目のポワレ カラフル人参のブーケ仕立て
Viande
山形牛のグリルと桃太郎のロースト 香りバターとともに
Dessert
つや姫のアイスクリームと苺のスープ
苺のヴァシュラン
賞味会 Party Report
お越しいただいたお客様からは最高評価をいただき、今回お邪魔させていただいた生産者の方々の思いも料理に込め、おもてなしさせていただきました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
次回以降の賞味会も、日本中の美味しい食材と庄内のコラボレーションをお楽しみいただける会に育てていきたいと思っております。会員も随時募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:ホテルリッチ&ガーデン酒田 受付(tel 0234-26-1343)